毎週金曜日は花畑幼稚園 花畑ナーサリーの卒園生(小学校1年生から6年生まで)に太鼓を教えています
昨日はこっぴどく2年生の男の子を叱りました
叱るとなると 私(園長) 本気です
23年度は節目の年 いろんな事業を展開する予定で打ち合わせ中にも 気になることがあったので
書きます
個性 大事ですね
しかし 再考が必要です
なんでも 個性といって片付けすぎていないか
人は必ず 団体に属します 家族 学校 部活 会社 ひいては地域 国
それを前提に 「集団の中でも光る個性」 これを伸ばさないと
個性という言葉を 言い訳のようにつかってはいけない これは実はマイペースという言葉にもあてはまる
個性を磨く結果を考えないと それを殊更に強調して その人の今後の生活が豊かになるのか
もしはみ出すようなものを個性としてあげるなら はみ出す以上 他の追従を許さないくらい伸ばしておかなければいけない
(「個性」という言葉の定義論になるので 可変的な意味での「個性」の話といっておきます)
昨日 叱ったのは 太鼓は相当できる子です しかし 合奏においては まったく 和を乱す態度をとります
子どもですから 当然 ふざけもしますし 出来ないことや けじめをつけられないこともしばしばですが
私からのメッセージとして ときどき きつく叱ります 本気で接します 保護者の前でも関係ありません
小学生の太鼓では上級生が面倒をみるようにしていますので 下級生がまとまっていないときは 上級生のせいです
そこも 教えていきます もし これが会社だったら 社長がいちいち 末端の部下にいちいち言わず中間の管理職に言っていく
そこには出世だったり 生活がかかっていく
なので 本気でまとめるように努めなさい
こういった組織論は 実際には まだ出来ないとしても 必要であるとの認識をもたせたい 小学生でも5,6年生はわかります
ただ 叱るのではなくて こういう機会に全員が学べるようにしたい
社会に出て 困るのは 資格が無いとか パソコンができないとか「各論」部分のことも勿論ありますが
人とどのように関わるか どうすれば動いてくれるのか といった「総論」に関わる部分で困るようになります
そして 今の日本の教育に一番足りていない部分だと思うのです
それを 幼児教育の現場も理解したうえで 運営すべきと考えています
23年度は40周年
もう一度 教育の一端を担う機関として 理念をカリキュラムにいきわたらせたいと思います
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