学校法人なぎの学園 花畑幼稚園は開園から半世紀を迎え、卒園児は優に5,000余名を越え、各界で活躍する伝統ある学園です。

- 園長よりご挨拶
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花畑幼稚園は昭和47年に薙野惣兵衛によって創設されました。
以来「自ら進んで実行する子ども」「最後まで頑張る子ども」。私が園長に就任してからはこれらに加えて「積極的に人とかかわれる子ども」を期待する子ども像として掲げ、人格形成の基礎を作る重要なこの幼児期に何かをできるという外面だけでなく意欲、粘り強さ、協調性といった内面の部分を育てることに全力を注いでいます。
今の幼児教育は、どうしても幼児期の子どものみを見てしまっていてその後の教育につながっていないように感じてしまいます。
四年制大学を卒業してもなかなか定職につけない人や、引きこもりの多さ、教育を受けたのになぜだろうとの疑問、また自身の司法試験受験時代の挫折から、知識偏重の詰め込む教育の限界から教育を真剣に考えるようになりました。
私自身、就職後人との出会いや独自にビジネスを学ぶにつれて「社会に出てから必要になる能力」がわからないのに教育をしていくことが多くの原因という思いに至りました。幼児教育は教育の一部です。幼児期だけを切り取ってできるできない、あるいは自由にのびのびといった形骸化した教育ではなく社会に出たところから逆算して幼児期を見つめること。そして何よりも大切なのは、それを家庭と共有すること。
なぜなら子どもは取り巻く人的環境の鏡です。子どもの言動の背景には必ず取り巻く人的環境の影響を受けています。
それを見もせずに子供だけをみて、叱ったり、頑張らせたり、のびのびさせたりしてもあまり意味がないからです。また「広義の幼児教育の重要性を全教育課程に伝える」ことを使命として、書籍の出版や講演活動をおこなっています。
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